【すげぇ】ハイスタ横山剣がMステに出た理由wwwwwwww【長文】

1: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:12:19.97 0.net
「ミュージックステーション」
http://kenyokoyama.com/column/ken/vol89.html
7月10日にテレビ朝日のミュージックステーション、通称「Mステ」に出演させてもらった。
全国ネットの地上波の番組に出演するのは初めてだった上に、生演奏もさせてもらった。とてもエキサイティングな出来事だった。
何故このタイミングで民放に出ようと思ったか…、「今やらないと時間がない」と思ったのだ。
気がつけば自分は45歳、「I Won’t Turn Off My Radio」の歌詞にもある通り、すっかり古ぼけてきた。
幸いなことに Ken Band は日本中どこでライブをやってもたくさんの方々が観に来てくれるし、バンドとしてはとても恵まれていると思う。
日本で最も上手く回っているバンドの中の一つだと思う。しかしそれだけじゃちょっと物足りなくなったのだろう。
求めてくれる人の前でだけ演奏するのも良い。本当言うと Ken Band はそれで充分なのだ。
でも「ロックそのものが小さくなってる」ことに、ある種の責任みたいなものを感じ始めた。
もしかしたら自分がそれを再び大きくできるんじゃないか?できなかったとしても、するための行動はすべきなんじゃないか?
それが自分にとってもやり甲斐があることであり、なおかつ役割なんじゃないだろうか?と考え始めた。
オレは…オレはというよりも Hi-Standard は「メディア嫌い」として知られていた。
ハイスタは音楽誌のインタビューにすら、まともに答えないバンドだった。
なぜだかいつも話がまとまらなかった。
それにメディアの露出がなくともアルバムは100万枚売れて、Air Jam も主催できて…つまり、さほどメディアを必要としていないバンドだった。
自分達が若くて尖ってたせいもある。
パンクバンドにとってメディアへの露出はセルアウトに繋がる。
勝ちたい、でもその勝ち方にもこだわったハイスタは、なるべくメディアの力を借りずにやっていきたかった。
そして実際にそれができていた。
そしてテレビという側面で語るなら、オレ個人の中には若い頃に見て体験した、バンドブーム後の「冬の時代」が「負の要素」として強く残っていた。
ライブハウスで人気を博した、カッコ良かったはずのバンド達が、メジャーデビューするとなぜかそれまでと違った服装をして、ぎこちない様子でテレビに出る。
揃いも揃ってカッコ悪かった。たぶんそういったバンド達が「どこを見てたか」が根本的な問題だったのだろうけども、若かったオレの目には「これってただ有名になりたいだけなんじゃないの?」と映ったもんだ。
オレだってそりゃ有名にはなりたかった。
でもあんなにカッコ悪かったら有名にもなれないだろう、そういった思考になった。
そしてその思考は凝り固まっていった。
http://kenyokoyama.com/column/ken/vol89.html
7月10日にテレビ朝日のミュージックステーション、通称「Mステ」に出演させてもらった。
全国ネットの地上波の番組に出演するのは初めてだった上に、生演奏もさせてもらった。とてもエキサイティングな出来事だった。
何故このタイミングで民放に出ようと思ったか…、「今やらないと時間がない」と思ったのだ。
気がつけば自分は45歳、「I Won’t Turn Off My Radio」の歌詞にもある通り、すっかり古ぼけてきた。
幸いなことに Ken Band は日本中どこでライブをやってもたくさんの方々が観に来てくれるし、バンドとしてはとても恵まれていると思う。
日本で最も上手く回っているバンドの中の一つだと思う。しかしそれだけじゃちょっと物足りなくなったのだろう。
求めてくれる人の前でだけ演奏するのも良い。本当言うと Ken Band はそれで充分なのだ。
でも「ロックそのものが小さくなってる」ことに、ある種の責任みたいなものを感じ始めた。
もしかしたら自分がそれを再び大きくできるんじゃないか?できなかったとしても、するための行動はすべきなんじゃないか?
それが自分にとってもやり甲斐があることであり、なおかつ役割なんじゃないだろうか?と考え始めた。
オレは…オレはというよりも Hi-Standard は「メディア嫌い」として知られていた。
ハイスタは音楽誌のインタビューにすら、まともに答えないバンドだった。
なぜだかいつも話がまとまらなかった。
それにメディアの露出がなくともアルバムは100万枚売れて、Air Jam も主催できて…つまり、さほどメディアを必要としていないバンドだった。
自分達が若くて尖ってたせいもある。
パンクバンドにとってメディアへの露出はセルアウトに繋がる。
勝ちたい、でもその勝ち方にもこだわったハイスタは、なるべくメディアの力を借りずにやっていきたかった。
そして実際にそれができていた。
そしてテレビという側面で語るなら、オレ個人の中には若い頃に見て体験した、バンドブーム後の「冬の時代」が「負の要素」として強く残っていた。
ライブハウスで人気を博した、カッコ良かったはずのバンド達が、メジャーデビューするとなぜかそれまでと違った服装をして、ぎこちない様子でテレビに出る。
揃いも揃ってカッコ悪かった。たぶんそういったバンド達が「どこを見てたか」が根本的な問題だったのだろうけども、若かったオレの目には「これってただ有名になりたいだけなんじゃないの?」と映ったもんだ。
オレだってそりゃ有名にはなりたかった。
でもあんなにカッコ悪かったら有名にもなれないだろう、そういった思考になった。
そしてその思考は凝り固まっていった。
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/morningcoffee/1436983939/
2: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:13:14.91 0.net
Ken Band を始動させると、オレは積極的に音楽誌やケーブルテレビに出るようになった。
それはとても楽しくやれていた。そうなると民放に出ることだって当然考えるわけだが…やはりカッコよく、というか自分らしく出る自信がなかったのだろう、いつも「ナシだね」で終わっていた。
結局、以前に比べて露出はするようになったものの、基本的にはハイスタのスタンスを踏襲する形になっていった。
とは言うものの、「ナシだね」とか偉そうに自分目線で言ってはいるが、実際はテレビ番組からのオファーは、待っていても来るわけない。
毎週自社のアーチストを出すために、レコード会社もマネージメント会社も限られた枠を必死で奪い合っているわけだから、待っていればオファーが来るなんてことは起こり得ない。
改めて…今回は自分の胸に期するものがあった。
ここはカッコつけて言うが、オレ自身や Ken Band はこの際どうでも良い。
ただアイドル、アニメ主題歌が全盛のいまの時代、子ども達はロックンロール/パンクロックの存在など知らないだろう。
なにしろわかりやすいキッカケがないのだから。大人達も忘れてしまっているだろう。
かつてハイスタに熱狂した世代も、年を重ねるにつれて仕事が忙しくなったり、家庭を持ったり、子どもの世話に追われたり…きっとロックンロールどころではなくなった人も多いはずだ。
子ども達には「こんなラフな音楽あるんだよ、ロックンロールっていうんだよ」っていうのを見せたかったし
、大人達には「ほら、かつて君達が熱狂したあれ、まだ死んでねぇぞ」っていうのを届けたくなった。
アイドル、アニメ、ジャニーズ、Exile…なぜロックが彼らに負けているか、単純に分かりやすいアイコンが、分かりやすい出方をしてないのだ。
これでは若者や子ども達が「ロックで夢を見る」ことなどできるわけない。「あの人みたいになりたい!」って思うアイコンがお茶の間にはいないのだから。
その点アイドルやシンガー達には、力強い露出をし、子ども達の憧れの対象になっている人がいっぱいいる。そちらを目指すようになることに、なんの不思議もない。
オレが「ロックは負けてねぇ。なめるな!」とか家で一人で思ったところで、そこに対しての行動で効果的なことは自分では何も出来てはいない。
例えばライブで毎週、何万人もの人を前に演奏することだってある。数字を考えたら凄いことだ。
しかしライブはほとんどの場合が「自分が観たくて行く」ものだろう。
その人たちの前で演奏することが一番大事だと信じてやってきたが、そこにお茶の間の人達を誘うことはしていなかったのだ。
それはとても楽しくやれていた。そうなると民放に出ることだって当然考えるわけだが…やはりカッコよく、というか自分らしく出る自信がなかったのだろう、いつも「ナシだね」で終わっていた。
結局、以前に比べて露出はするようになったものの、基本的にはハイスタのスタンスを踏襲する形になっていった。
とは言うものの、「ナシだね」とか偉そうに自分目線で言ってはいるが、実際はテレビ番組からのオファーは、待っていても来るわけない。
毎週自社のアーチストを出すために、レコード会社もマネージメント会社も限られた枠を必死で奪い合っているわけだから、待っていればオファーが来るなんてことは起こり得ない。
改めて…今回は自分の胸に期するものがあった。
ここはカッコつけて言うが、オレ自身や Ken Band はこの際どうでも良い。
ただアイドル、アニメ主題歌が全盛のいまの時代、子ども達はロックンロール/パンクロックの存在など知らないだろう。
なにしろわかりやすいキッカケがないのだから。大人達も忘れてしまっているだろう。
かつてハイスタに熱狂した世代も、年を重ねるにつれて仕事が忙しくなったり、家庭を持ったり、子どもの世話に追われたり…きっとロックンロールどころではなくなった人も多いはずだ。
子ども達には「こんなラフな音楽あるんだよ、ロックンロールっていうんだよ」っていうのを見せたかったし
、大人達には「ほら、かつて君達が熱狂したあれ、まだ死んでねぇぞ」っていうのを届けたくなった。
アイドル、アニメ、ジャニーズ、Exile…なぜロックが彼らに負けているか、単純に分かりやすいアイコンが、分かりやすい出方をしてないのだ。
これでは若者や子ども達が「ロックで夢を見る」ことなどできるわけない。「あの人みたいになりたい!」って思うアイコンがお茶の間にはいないのだから。
その点アイドルやシンガー達には、力強い露出をし、子ども達の憧れの対象になっている人がいっぱいいる。そちらを目指すようになることに、なんの不思議もない。
オレが「ロックは負けてねぇ。なめるな!」とか家で一人で思ったところで、そこに対しての行動で効果的なことは自分では何も出来てはいない。
例えばライブで毎週、何万人もの人を前に演奏することだってある。数字を考えたら凄いことだ。
しかしライブはほとんどの場合が「自分が観たくて行く」ものだろう。
その人たちの前で演奏することが一番大事だと信じてやってきたが、そこにお茶の間の人達を誘うことはしていなかったのだ。
5: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:14:41.23 0.net
エキセントリックな言動もしないよう気を遣った。オレはライブハウスシーンを勝手に背負った。
「ロックバンドとはエキセントリックな言動をするもの」だが…例えばオレが奇抜な言動をした結果、
後のライブハウスバンドがMステに出演する機会を奪われることになったら、これまたオレとしては全然出る意味ない。
「だからライブハウスバンドはイヤなんだ!」と思われたら最後だ。ここも今回の突っ張りどころではない。
いろいろと鑑みた結果、「オレはたぶん、その場にいるだけで異質なんだ」と信じてやることにした。
しかしながら、Mステの方々も充分オレを特別扱いしてくれたと思う。
なにしろ生放送で生演奏、これは時間が読めないのでなかなか難しいことなのだ。それをさせてくれたのは、ライブバンドとしてとても嬉しかった。
他にも先方も細かい部分で最大の譲歩をしてくれていたことを明言しておきたい。
「どうしたらこの人をちゃんと伝えられるか」ということを真剣に考えてくれていたと、オレは実感した。
共演者が豪華だった。三代目 J Soul Brothers に NMB48, JUJU さん…こういう機会でもなければ恐らく共演の機会がない方ばかりだった。これはやり甲斐がある。
同じ土俵に立って、それでも彼らに負けるなら、それでも視聴者がそう判断するなら、そりゃもう彼らの方が魅力的なんだろうし、オレに魅力がないんだろうし…いよいよ観念の時だった。もう言い訳や言い逃れはできない。
ライブハウスシーンを背負う…そういえば、出演が決まった後のMステのスタッフさんとの打ち合わせの際にも、「お客さんを入れましょうか?」とも提案してもらったが、「いや、普通にカメラに向かって演奏したいです」と答えた。
「セットに何かリクエストありますか?」との提案にも「特別なものはイメージしてなく、無骨で殺風景な、お客さんのいないライブハウスの感じでやらせてもらいたいです」と答えた。
そんな思考回路で、オレはライブハウスシーンやロックンロール/パンクロック、いろんなものを、誰に頼まれたわけでもなく、勝手に背負っていった。
さて、当日。どんな大きな、どんな大切なライブとも違う、いままで感じたことがないような妙な緊張感があった。
本番と全く同じことをする「ランスルー」と呼ばれるリハーサルがある。
トークの部分以外は、本番と同じものを着て順番通りに演奏し、頭から終わりまで本番同様に時間内に収まるように、かっちりと通しリハーサルをするのだ。
スタジオの中をカメラさんがまるで上海雑技団のように動き回り、大道具さんたちもたった数分の間に次々と舞台を変えていく。
それを見て呑まれそうになる自分を感じた。テレビを、生放送を作る人達の本気を見た。真正面からそれを受け止めるしかなかった。
「ロックバンドとはエキセントリックな言動をするもの」だが…例えばオレが奇抜な言動をした結果、
後のライブハウスバンドがMステに出演する機会を奪われることになったら、これまたオレとしては全然出る意味ない。
「だからライブハウスバンドはイヤなんだ!」と思われたら最後だ。ここも今回の突っ張りどころではない。
いろいろと鑑みた結果、「オレはたぶん、その場にいるだけで異質なんだ」と信じてやることにした。
しかしながら、Mステの方々も充分オレを特別扱いしてくれたと思う。
なにしろ生放送で生演奏、これは時間が読めないのでなかなか難しいことなのだ。それをさせてくれたのは、ライブバンドとしてとても嬉しかった。
他にも先方も細かい部分で最大の譲歩をしてくれていたことを明言しておきたい。
「どうしたらこの人をちゃんと伝えられるか」ということを真剣に考えてくれていたと、オレは実感した。
共演者が豪華だった。三代目 J Soul Brothers に NMB48, JUJU さん…こういう機会でもなければ恐らく共演の機会がない方ばかりだった。これはやり甲斐がある。
同じ土俵に立って、それでも彼らに負けるなら、それでも視聴者がそう判断するなら、そりゃもう彼らの方が魅力的なんだろうし、オレに魅力がないんだろうし…いよいよ観念の時だった。もう言い訳や言い逃れはできない。
ライブハウスシーンを背負う…そういえば、出演が決まった後のMステのスタッフさんとの打ち合わせの際にも、「お客さんを入れましょうか?」とも提案してもらったが、「いや、普通にカメラに向かって演奏したいです」と答えた。
「セットに何かリクエストありますか?」との提案にも「特別なものはイメージしてなく、無骨で殺風景な、お客さんのいないライブハウスの感じでやらせてもらいたいです」と答えた。
そんな思考回路で、オレはライブハウスシーンやロックンロール/パンクロック、いろんなものを、誰に頼まれたわけでもなく、勝手に背負っていった。
さて、当日。どんな大きな、どんな大切なライブとも違う、いままで感じたことがないような妙な緊張感があった。
本番と全く同じことをする「ランスルー」と呼ばれるリハーサルがある。
トークの部分以外は、本番と同じものを着て順番通りに演奏し、頭から終わりまで本番同様に時間内に収まるように、かっちりと通しリハーサルをするのだ。
スタジオの中をカメラさんがまるで上海雑技団のように動き回り、大道具さんたちもたった数分の間に次々と舞台を変えていく。
それを見て呑まれそうになる自分を感じた。テレビを、生放送を作る人達の本気を見た。真正面からそれを受け止めるしかなかった。
8: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:16:03.89 0.net
しかしひな壇に座っている時のオレの「ぼっち」ぷりったらなかった。
みんなグループなのでなんとなく会話してるし、海外からのゲストのコンチータさんは通訳の人がついている。
せめて JUJU さんがぼっちに見えたので、話しかける機会をうかがっていた。
そんな JUJU さんがランスルーで素晴らしい歌唱をみせた。ひな壇に帰って来た JUJU さんに小さい声で話しかけた。
「…初めまして、横山です、ところで今って…生歌ですよね?」「はい」そしてその次のコンチータさんの歌唱も素晴らしく
、…その後でオレの歌って…だいじょうぶか?本気でそう思った。
押しつぶされそうになる自分をごまかすために、JUJU さんにピンヒールについて質問するしかなかった。でも気さくに答えてくれて、それだけでも相当気楽になったもんだ。
JUJU さん、ありがとうw
ちなみに Ken Band はランスルーの演奏で失敗した。
普段ろくにリハーサルをしないツケが回ってきたのか、いつもと違うシチュエーションで演奏したからかはわからないが、ドラムと歌がズレまくって悲惨だった。
楽屋に戻った Ken Band に緊張が走った。
なにしろ次は本番、生放送/生演奏だ。オレは共演者やMステの人達に「なんだ、こんなもんなのか…大したことないじゃん」と思われたと疑心暗鬼になり、イヤな汗をかいていた。
中音調整の手伝いにきてくれた梅木とバンドで緊急ミーティング。
ギターの音もシャッキリ感が足りなかったので、ギターテックのミツルと相談…脇汗ビッチョリになったオレのロングスリーブは、ピザのフトシ&阿部の乾燥作業に送られた。
初挑戦の壁にぶち当たる Ken band だった。
でももう後はやるしかない。いまさら揉めたり文句言いあってもしょうがない。
本番の時間が迫る。スタッフさん達の動きも慌しくなり、緊迫度が増していく。それに反するように、段々オレはボーッとしていった。
なんとなくボーッとしたまま本番を迎え、Mステの番組冒頭の階段に初登場した。まぁ一回ランスルーしているので、その時よりは落ち着いていたのかもしれない。
しかし隣に三代目 J Soul Brothers に座られれば自分のじゃがいもさ加減が目立つし、NMB48と同じ場面に映り込む事態に至っちゃ、ただの変態オヤジに見えてしまう自分がいた。
情けなかったが「これがロックンローラーなんだ」と思い込むようにした。
各共演者達が次々とパフォーマンスをこなしていく。みんな自信満々にみえた。
そして JUJU さんとコンチータさんの歌唱に、ランスルー同様圧倒された。
次が自分の出番になった時、MC のタモリさんの横に座った。
トークをするのだが、そこでタモリさんに「どうして地上波に出ようと思ったわけ?」と問われ…
いくつか答えを想定していたのだが、口をついて出たのが「若い子達に『ロックンロールって、楽器を弾くことってカッコいいもんなんだよ』って、
オレみたいなもんがパフォーマンスすることで思ってもらえたら…」という言葉だった。
その後のタモリさんの「最近バンド減ってきてるのかねぇ?」という質問に、「わかんないですけど、歌やダンスに向かう子達が増えているような気がします」と答えた。
これが後々反響を呼んだのだが、ちゃんと明記しておきたい。これは共演した三代目 J Soul Brothers や NMB48 をディスったものではない。
ただの、ロックが直面している、妥当な現状認識だ。
みんなグループなのでなんとなく会話してるし、海外からのゲストのコンチータさんは通訳の人がついている。
せめて JUJU さんがぼっちに見えたので、話しかける機会をうかがっていた。
そんな JUJU さんがランスルーで素晴らしい歌唱をみせた。ひな壇に帰って来た JUJU さんに小さい声で話しかけた。
「…初めまして、横山です、ところで今って…生歌ですよね?」「はい」そしてその次のコンチータさんの歌唱も素晴らしく
、…その後でオレの歌って…だいじょうぶか?本気でそう思った。
押しつぶされそうになる自分をごまかすために、JUJU さんにピンヒールについて質問するしかなかった。でも気さくに答えてくれて、それだけでも相当気楽になったもんだ。
JUJU さん、ありがとうw
ちなみに Ken Band はランスルーの演奏で失敗した。
普段ろくにリハーサルをしないツケが回ってきたのか、いつもと違うシチュエーションで演奏したからかはわからないが、ドラムと歌がズレまくって悲惨だった。
楽屋に戻った Ken Band に緊張が走った。
なにしろ次は本番、生放送/生演奏だ。オレは共演者やMステの人達に「なんだ、こんなもんなのか…大したことないじゃん」と思われたと疑心暗鬼になり、イヤな汗をかいていた。
中音調整の手伝いにきてくれた梅木とバンドで緊急ミーティング。
ギターの音もシャッキリ感が足りなかったので、ギターテックのミツルと相談…脇汗ビッチョリになったオレのロングスリーブは、ピザのフトシ&阿部の乾燥作業に送られた。
初挑戦の壁にぶち当たる Ken band だった。
でももう後はやるしかない。いまさら揉めたり文句言いあってもしょうがない。
本番の時間が迫る。スタッフさん達の動きも慌しくなり、緊迫度が増していく。それに反するように、段々オレはボーッとしていった。
なんとなくボーッとしたまま本番を迎え、Mステの番組冒頭の階段に初登場した。まぁ一回ランスルーしているので、その時よりは落ち着いていたのかもしれない。
しかし隣に三代目 J Soul Brothers に座られれば自分のじゃがいもさ加減が目立つし、NMB48と同じ場面に映り込む事態に至っちゃ、ただの変態オヤジに見えてしまう自分がいた。
情けなかったが「これがロックンローラーなんだ」と思い込むようにした。
各共演者達が次々とパフォーマンスをこなしていく。みんな自信満々にみえた。
そして JUJU さんとコンチータさんの歌唱に、ランスルー同様圧倒された。
次が自分の出番になった時、MC のタモリさんの横に座った。
トークをするのだが、そこでタモリさんに「どうして地上波に出ようと思ったわけ?」と問われ…
いくつか答えを想定していたのだが、口をついて出たのが「若い子達に『ロックンロールって、楽器を弾くことってカッコいいもんなんだよ』って、
オレみたいなもんがパフォーマンスすることで思ってもらえたら…」という言葉だった。
その後のタモリさんの「最近バンド減ってきてるのかねぇ?」という質問に、「わかんないですけど、歌やダンスに向かう子達が増えているような気がします」と答えた。
これが後々反響を呼んだのだが、ちゃんと明記しておきたい。これは共演した三代目 J Soul Brothers や NMB48 をディスったものではない。
ただの、ロックが直面している、妥当な現状認識だ。
11: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:18:16.16 0.net
しばらくすると、三代目 J Soul Brothers の面々が楽屋に挨拶に来てくれた。
そしてメンバーの一人が「実は…めちゃめちゃ世代なんで、すごく聴いてました」なんて言うのだ!
オレは心底ビックリして「えー!そうなのー!?」と甲高い声で答えてしまった。
「もう、先に言ってよー!本番中ズーッとぼっちだったんですよー!」なんて言うと、「ミーハー心を抑えるのに必死でした…w」と言う。
そして「一緒に写真撮ってくれませんか」と言うのだ。当代きっての売れっ子からそんな申し出を受けるとは…。
快諾するとみんな喜んでいる。もちろん全員じゃないだろう、中には「この人そんなにすげぇの?」
なんてメンバーもいたかもしれない(これは悪口じゃなくて自虐です)、
しかし「オレこの人テレビで観て知ってるなぁ」なんて人が、オレと写真を撮るのを喜んでいるのだ。
不思議な気分だった。でも素直に嬉しかった。新作の CD をいただいたのだが、
「Ken Yokoyama 様」という文字とともにメンバーのサインが書いてあった。気持ち良い人達だった。
それが終わると、今度は NMB48 の訪問を受けた。新曲でセンターを務める須藤凜々花さんから挨拶され、CD を受け取った。
そして驚くことに「健さんのコラム、読んでます!」と言われた。
三代目 J Soul Brothers の時よりもさらに甲高い声で「えー、そうなのー!?先に言ってよー!」と言ってしまった。
さらに「うちのリーダーもギター弾いてて、カッコ良かったって言ってます」といって、山本彩さんを紹介してくれた。
最近のアイドル達のことにそんなに詳しくないオレでも、この人の顔はわかる。
まさか NMB48 のメンバーがオレのことを認識していたなんて、露ほども思ってもいなかった。
あのランスルーを思い出しても、誰もそんな空気出していなかった。もちろんこちらも全員が「カッコ良かった」と思っているわけはない(これも悪口ではなく自虐です)。
ただ数人でも認識してくれていたのはとても嬉しいことだ。…というか、先に言っておいてくれれば、やり易さが違ったはずだw まぁそれは冗談だがw
つまり、そういうことなのだ。オレの口から「若い子達に『ロックンロールって、楽器を弾くことって、カッコいいもんなんだよ』って、
オレみたいなもんがパフォーマンスすることで思ってもらえたら…」という言葉が演奏前に出たのは、そういうことなのだ。
三代目 J Soul Brothers のメンバーも NMB48 のメンバーも、ロックに触れる機会はあったのだ。
しかし、ダンスや歌、アイドルの道を選んだ。そして実際、いまでは彼らを目指す子ども達は多いだろう。
そしてメンバーの一人が「実は…めちゃめちゃ世代なんで、すごく聴いてました」なんて言うのだ!
オレは心底ビックリして「えー!そうなのー!?」と甲高い声で答えてしまった。
「もう、先に言ってよー!本番中ズーッとぼっちだったんですよー!」なんて言うと、「ミーハー心を抑えるのに必死でした…w」と言う。
そして「一緒に写真撮ってくれませんか」と言うのだ。当代きっての売れっ子からそんな申し出を受けるとは…。
快諾するとみんな喜んでいる。もちろん全員じゃないだろう、中には「この人そんなにすげぇの?」
なんてメンバーもいたかもしれない(これは悪口じゃなくて自虐です)、
しかし「オレこの人テレビで観て知ってるなぁ」なんて人が、オレと写真を撮るのを喜んでいるのだ。
不思議な気分だった。でも素直に嬉しかった。新作の CD をいただいたのだが、
「Ken Yokoyama 様」という文字とともにメンバーのサインが書いてあった。気持ち良い人達だった。
それが終わると、今度は NMB48 の訪問を受けた。新曲でセンターを務める須藤凜々花さんから挨拶され、CD を受け取った。
そして驚くことに「健さんのコラム、読んでます!」と言われた。
三代目 J Soul Brothers の時よりもさらに甲高い声で「えー、そうなのー!?先に言ってよー!」と言ってしまった。
さらに「うちのリーダーもギター弾いてて、カッコ良かったって言ってます」といって、山本彩さんを紹介してくれた。
最近のアイドル達のことにそんなに詳しくないオレでも、この人の顔はわかる。
まさか NMB48 のメンバーがオレのことを認識していたなんて、露ほども思ってもいなかった。
あのランスルーを思い出しても、誰もそんな空気出していなかった。もちろんこちらも全員が「カッコ良かった」と思っているわけはない(これも悪口ではなく自虐です)。
ただ数人でも認識してくれていたのはとても嬉しいことだ。…というか、先に言っておいてくれれば、やり易さが違ったはずだw まぁそれは冗談だがw
つまり、そういうことなのだ。オレの口から「若い子達に『ロックンロールって、楽器を弾くことって、カッコいいもんなんだよ』って、
オレみたいなもんがパフォーマンスすることで思ってもらえたら…」という言葉が演奏前に出たのは、そういうことなのだ。
三代目 J Soul Brothers のメンバーも NMB48 のメンバーも、ロックに触れる機会はあったのだ。
しかし、ダンスや歌、アイドルの道を選んだ。そして実際、いまでは彼らを目指す子ども達は多いだろう。
12: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:19:25.07 0.net
ロックンロールも、そうあらねば、そうであって欲しいのだ。
オレがMステに出演させてもらって伝えたかったのは、その1点のみなのだ。
希望を言えば、バンド達に後に続いてもらいたい。オレだけでこれを伝えるのは無理だ。
オレの今回の行動や想いに賛同してくれるバンドマン達がいるなら、ぜひ後に続いてもらいたい。
ロックンロールな音源をバンバン売って、テレビにもどんどん出してもらって、めちゃくちゃ人気者になって欲しい。
子ども達に「ロックンロールってかっこいいね!」って思わせてやって欲しい。
もちろんオレだってまだ諦めたわけじゃない。今まで出なかったけど出れそうなところがあったら、バンバン出て行く。悪いがまだまだ引っ込まない。
ロックンロールにはまだまだ夢があるのだ。ギターや楽器には素晴らしい世界がある。
それこそ、シンガーの世界、ダンスの世界、アイドルの世界と同じように。
オレがMステに出演させてもらって伝えたかったのは、その1点のみなのだ。
希望を言えば、バンド達に後に続いてもらいたい。オレだけでこれを伝えるのは無理だ。
オレの今回の行動や想いに賛同してくれるバンドマン達がいるなら、ぜひ後に続いてもらいたい。
ロックンロールな音源をバンバン売って、テレビにもどんどん出してもらって、めちゃくちゃ人気者になって欲しい。
子ども達に「ロックンロールってかっこいいね!」って思わせてやって欲しい。
もちろんオレだってまだ諦めたわけじゃない。今まで出なかったけど出れそうなところがあったら、バンバン出て行く。悪いがまだまだ引っ込まない。
ロックンロールにはまだまだ夢があるのだ。ギターや楽器には素晴らしい世界がある。
それこそ、シンガーの世界、ダンスの世界、アイドルの世界と同じように。


13: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:19:33.06 0.net
泣いた
15: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:22:03.66 0.net
アイドルやEXILEに関してちゃんと相手を認めてるんだな
あんなのは音楽じゃないとかみすぼらしい負け惜しみを言わないのはかっこいい
あんなのは音楽じゃないとかみすぼらしい負け惜しみを言わないのはかっこいい
17: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:26:00.30 0.net
漢だな
18: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:26:48.29 0.net
読ませる文章を書く人だね
21: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:28:44.47 0.net
素直な気持ちでいいと思う
22: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:30:43.00 0.net
聖人すぎる
23: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:33:08.55 0.net
お前らこの長文を読んだのか
26: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:34:58.13 0.net
健くんは根はすごい真っ直ぐだからな
それに変に偉ぶらないのがいいな
それに変に偉ぶらないのがいいな
27: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:35:14.95 0.net
うーん残念ながら曲がアメリカのメロコアに寄せた感丸出しでイマイチだったのがなー
ハイスタでステイゴールドやってたらちょっとした伝説になっただろうに
ハイスタでステイゴールドやってたらちょっとした伝説になっただろうに
30: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:39:13.83 0.net
小さいわ
テレビ意識しまくりでバカじゃねぇーの
アイドルより小さいわ
テレビ意識しまくりでバカじゃねぇーの
アイドルより小さいわ
31: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:39:54.36 0.net
まるで童貞だな
テレビ=セッ●スに変えて読むと面白い
テレビ=セッ●スに変えて読むと面白い
33: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:40:50.16 O.net
似たようなこと言うバンドマン見かけるよね
昨今の音楽シーン云々って話題になったときに
昨今の音楽シーン云々って話題になったときに
34: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:42:19.04 0.net
こいつ妄想癖すごいな
三代目の件の妄想とかバカだろ
三代目の件の妄想とかバカだろ
36: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:44:25.06 0.net
大槻ケンヂはバンドブームは異常だった
それ以前はバンドで生活できるなんて考えてるやつはいなかったし
今は正常だとか言ってたよ
それ以前はバンドで生活できるなんて考えてるやつはいなかったし
今は正常だとか言ってたよ
37: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:44:40.37 0.net
日本の人気バンド
ゴールデンボンバー→セカオワ
駄目だこりゃw
ゴールデンボンバー→セカオワ
駄目だこりゃw
38: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/07/16(木) 03:45:53.69 0.net
子供たちに伝えたいなら日本語で歌えやw
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